(アニメ)「若者は夢を持つな」と監督が言った - 小原篤 押井守

asahi.com(朝日新聞社):「若者は夢を持つな」と監督が言った - 小原篤のアニマゲ丼 - 映画・音楽・芸能

さてもう一つ面白かったのは、今のところ押井監督最後の長編アニメとなる「スカイ・クロラ」についてのお話。同作のことを押井監督は「若者にやさしい映画を作った」と言ったが、と司会者から水を向けられると――。

 「やさしい、というのは、励ますとか慰めるのとは違う。『親身になれた』という意味で、それまでは若者のことはどうでもよかったのが目を向けるようになったということ。で、若い人のことを考えれば、本当のこと、残酷なことを言わざるを得ないと思い、ちょうどそのころ中学生や高校生と話す機会がたくさんあったので、こういう話をした。あなたたちは限りなく凡庸で無名で何の個性もないんだ、『一人一人がかけがえのない存在だ』なんて大人のウソを信じるのはやめて、早く幻想を捨てろ、夢を持つな、あなた方の未来にいいことなんて何一つないんだ――というところから始めたらどうでしょうか、と」

スカイ・クロラは劇場に見に行ったなぁ、原作厨としては最初はこれはどうなの・・・って思ったけどもう許したと言うか好きになった
(文庫版のアニメ絵表紙はギルティだけど)