ヨイコノミライ
第五回レビュー「ヨイコノミライ」ということで
業魔殿書庫・オタク漫画紹介録の企画に参加してみようかと
げんしけんと比べられることの多いヨイコノミライです(オタクのマイナス面という意味で)
- 作者: きづきあきら
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2006/09/29
- メディア: コミック
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面:4 オタ:5 パロ:2 共:3 痛:5 萌:4 燃:1
面白さ
面白いですが最後がちょっと消化不良というか救われた人と救われない人の差があるというかなので少しひいときます。出版社の都合でいろいろありましたが。
あと青木さんの境遇が思ってたより悲惨じゃないけどこれもある意味痛くて良いのかなと
最後の5ページが特にいいです
オタク度
様々なタイプのオタクがいます。どれかには当てはまることでしょう
パロディ
よくわからないな。
共感
どちらかというと”負”の方向以外でどれだけ共感・憧れを覚えるか
か、
憧れは・・・そんなにはない
痛さ
マキシマム
萌え
平松さん
燃え
熱い展開はなかったかな
平松さんが大好きです
メガネ+黒髪+太いまゆげ 最高です
告白するときもがんばって何か言おうとしてる感がすごくかわいいじゃないですか
交換日記とか
羅☆ガッシュ に対する一途な思い
目的を達するまで引かないポジティブさ
メガネなし、眉薄 のときより普段のが一番いい
最終巻(4巻)の表紙も彼女だしヒロイン決定ですよ
・・・平松さん
腐女子で相手がいやがっているのに腐な話をする
妄想癖
相手の努力を知らないで(知りたくない?)責める傲慢さ
心が狭くて弱くて現実が受け入れられない様子
・・・見ていてつらい
でも、そこが好きだ
終盤がかわいそうすぎる
なんで電波なだけでこんな扱いに・・・
自分に投影する?
かえるのような男の子(直ちゃん)の
漫研の皆みたいに
特別好きな物があるわけでもないし、
おもしろいこともない
いい
ただのぬるい一次消費者でゆるくつながりたいだけなんだ
部誌を作りたいとかいいだされたとき心底嫌だったんだろうな
・・・なんでいつのまにかフェードアウトしているんだ?
無個性で孤独になるのは嫌で入ったけど、友達づきあいが下手な物同士のクラスタ、その中でもやはり孤独だった、みたいな
孤独でいるのは嫌じゃないんだけどクラスの人に孤独でかわいそうと思われるのが嫌、みたいな
あと、
嫉妬?うーんちがう
相手のことを褒めながらも見下してる、おまえは下にいなくちゃ駄目だと思う気持ち
つい皮肉を言いたくなってしまう感じ
相手が自分に追いついてきて、いつの間にか追い抜かれていると感じる嫌ーな感覚
いや意識している訳じゃないけど後で思い返すと自分もそんな気持ちがあったのかなー、なんて
でそんな自虐をいっている自分が更に嫌い、みたいな
などと、読むとぐちゃぐちゃした、いい気分になれます
理想と現実のギャップに悩んでいる人にもおすすめ